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パソコン修理事例 Intel第14世代Core搭載自作パソコン ゲームプレイ中にブラックスクリーン デジタルドック前橋インターアカマル店

目次[非表示]

  1. 1.自作PCでブラックスクリーン発生、原因診断
  2. 2.BIOS更新後も症状改善せず CPU本体の故障を特定
    1. 2.1.診断と対策版BIOSの適用
    2. 2.2.症状の切り分けとCPU故障の特定
    3. 2.3.CPU交換代行と正常動作の確認
  3. 3.今回の事例でかかった金額
  4. 4.まとめ
  5. 5.今回紹介した事例のお店

群馬県のパソコン修理店、デジタルドック前橋インターアカマル店です。
Intel第14世代Core搭載の自作パソコンでゲーム中にブラックスクリーンが発生した事例をご紹介します。

近隣エリア(前橋市高崎市伊勢崎市など)でパソコン修理をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

自作PCでブラックスクリーン発生、原因診断

今回、ご相談いただいたのは、群馬県伊勢崎市にお住まいのお客様でした。

高性能なIntel Core i5-14600KFを搭載した自作パソコンで、3Dゲームなど高い負荷がかかると、突然画面が黒い画面にエラーメッセージが表示されるブラックスクリーン(以前のブルースクリーンに相当)の症状が発生する状況でした。

CPUの故障を懸念されていましたが、テスト用のパーツもない為、診断依頼をいただきました。

近年、Intel第13世代および第14世代Coreプロセッサーの一部において、高負荷時にシステムが不安定になる事例が報告されています。この原因は、マイクロコードやマザーボードの設定により、CPUに過度な電圧が供給されてしまう点にあります。この過電圧の状態は、単に動作を不安定にするだけでなく、CPUに物理的な負荷をかけ、ハードウェアとしての故障(破損)を引き起こす可能性が指摘されています。

この不安定化は、マザーボードメーカーから提供されている対策済みのBIOSへ更新することで解消されるケースがほとんどです。しかし、対策版のBIOSを適用しないまま使い続けると、現在症状が出ていなくても、将来的にCPUがハードウェア故障に至る可能性が高いため、速やかなBIOS更新が求められます。

BIOS更新後も症状改善せず CPU本体の故障を特定

診断と対策版BIOSの適用

お客様の自作パソコンをお預かりし、まず予防措置として推奨されている対応を実施しました。

具体的には、高負荷時の不安定化に対応するため、マザーボードのBIOSバージョンを確認し、不具合対策済みの最新バージョンへ更新する作業を行いました。

この作業は、前述の不具合を解消するための基本ステップです。

症状の切り分けとCPU故障の特定

BIOSアップデート完了後、再度負荷テストを実行しましたが、残念ながら症状は改善されませんでした。ブラックスクリーンが発生する状況に変わりありません。

このことから、不安定動作が長期間続いた結果、既にCPU本体が物理的に故障してしまっている可能性が高いと判断しました。

故障を確定するため、当店で用意した検証用CPUに換装して負荷テストを行いました。
検証用CPUではシステムが安定し、一切症状が発生しませんでした。

この検証結果から、今回のブラックスクリーンは、搭載されていたCPU本体の故障が原因であると判断いたしました。

CPU交換代行と正常動作の確認

診断結果をお客様に報告し、故障したCPUのメーカー交換を代行しました。その後、新しいCPUをパソコンに組み込みました。
その後、動作検証を行い、以前発生していた高負荷時のブラックスクリーンは発生せず、安定した動作を確認いたしました。

今回の事例でかかった金額

価格

技術料金

11,000円

BIOS/UEFI アップデートと設定

3,300円

合計

14,300円

まとめ

事例では、Intel第14世代Core i5-14600KF搭載の自作パソコンで発生したブラックスクリーンの原因を特定し、CPU交換によって問題を解決しました。BIOS更新は不具合対策に不可欠であり、更新を怠るとCPUの長期的な故障リスクが高まります。安定した動作を維持するためには、最新BIOSへの更新と専門的な診断が重要です。

同様の症状にお困りの方は、デジタルドックにご相談ください。

今回紹介した事例のお店

価格は作業当時のものです。現在とは価格が異なる場合がございますので、店舗にてご確認をお願いいたします。
この事例の作業は、全国のデジタルドックにて受け付けています。
各店舗までお気軽にお問い合わせください。

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