サードウェーブ製クリエイターPC修理 電源が入らない【修理事例】

京都四条寺町のパソコン修理店、デジタルドック京都店です。
京都市左京区のお客様より、サードウェーブ製クリエイターPC raytrek LZ P2の電源が入らないとのご依頼をいただきました事例をご紹介します。

電源が入らず起動しない

お客様より、第8世代Core i7を搭載したサードウェーブ製クリエイターPC raytrek LZ P2をお持ち込みいただきました。申告症状は電源が入らないとのことでした。また、修理と併せてグラフィックボードのアップグレード（RTX4060程度を希望）も検討されているとのことでした。

電源ユニットとSSDの交換、内部クリーニングを実施

まずケースを開けて内部を確認したところ、かなり汚れている状態でした。マザーボードの電源スイッチ用ジャンパピンを直接ショートさせても起動しなかったため、検査用電源ユニットを用いて確認したところ、起動を確認しました。このことから、元の電源ユニットに問題があると判断し、検査を実施した結果、正常に電力が供給されていないことが判明しました。これが電源が入らない原因でした。

さらに、CドライブのSSDに不良セクタが発生していることも確認しました。現状は動作しているものの、ご返却後早期に故障する可能性が高いと判断し、新しいSSDへの交換が必要であるとご説明しました。

アップグレードについては、パソコンの仕様を確認したところ、お客様の環境では最新のグラフィックボードの性能を十分に発揮できない可能性があることをお伝えしました。これは主にPCIeのバージョンの違いによるものです。

状況をお客様にご説明し、修理とアップグレードについてご相談した結果、今回はアップグレードは見送り、修理のみを行うことになりました。具体的な作業内容は、内部クリーニング、電源ユニットの交換、およびSSDの交換です。取り外した元のSSDについては、一時的なデータ取り出しができるように外付け化することになりました。

内部クリーニングを実施後、新しい電源ユニットとSSDに交換し、Windowsの再インストールを行いました。正常に動作することを確認し、取り外したSSDは外付けケースに入れてデータを取り出せる状態にしてご返却いたしました。

今回の事例でかかった金額

まとめ

今回の事例では、電源ユニットの故障とSSDの不良セクタが原因でパソコンが起動しない状態でした。内部クリーニング、電源ユニットとSSDの交換、Windowsの再インストールを行うことで、正常に動作する状態に復旧することができました。また、アップグレードについても、お客様の環境に合わせて最適な提案をさせていただきました。パソコンの故障やアップグレードでお困りの際は、お気軽にデジタルドック京都店にご相談ください。

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