富士通LIFEBOOK起動しないパソコンからのデータコピー【データ復旧事例】

山形のパソコン修理店、デジタルドックフレスポ山形北店です。

今回は、山形県中山町のお客様から富士通LIFEBOOKのデータ復旧のご依頼をいただいた事例をご紹介します。HDDエラーによりWindowsが起動しなくなってしまったパソコンから、データを取り出せるかどうかのご相談でした。

HDDエラーでWindowsが起動しない

お客様は、富士通LIFEBOOKを使用中に、パソコンの自己診断プログラムでHDDエラーが表示されるようになり、その後Windowsが起動しなくなってしまったとのことでした。大切なデータが入っているため、データだけでも取り出せないかというご希望でした。このような症状の場合、HDD（またはSSD）の物理的な故障や、ファイルシステムの破損などが考えられます。放置するとデータが完全に失われてしまう可能性もあるため、早急な対応が必要です。

SSDのデータバックアップ作業

当店では、まず詳細診断を行い、SSDの状態を確認しました。診断の結果、SSDのストレージ速度の低下と認識の不安定等の不具合症状を確認しました。SSDの状態によっては、バックアップが一部取れないデータが発生する場合があることをお客様にお伝えし、SSDのデータを外付けハードディスク等にバックアップを行うことで同意をいただきました。作業を進めた結果、一部ファイルに不具合が発生しており、バックアップが行えない状態がありました。このことをお客様にご来店時に不具合の内容をご説明し、パソコンをご返却となりました。データ復旧は、機器の状態によって成功率が変動します。今回は残念ながら完全なデータ復旧とはなりませんでしたが、可能な限りの対応をさせていただきました。

バックアップ用に使用したハードディスク

今回の事例でかかった金額

まとめ

今回は、富士通LIFEBOOKのHDDエラーによるWindows起動不能の事例をご紹介しました。データ復旧のご依頼でしたが、SSDの状態により一部データのバックアップが困難な状況でした。パソコンのトラブルは、いつ発生するか予測が難しく、大切なデータを失ってしまうリスクも伴います。日頃からデータのバックアップを心掛けることや、異変を感じたら早めに専門業者に相談することをおすすめします。

今回紹介した事例のお店