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ツクモ G Gear パソコンを静かにさせたい【アップグレード事例】

ツクモG Gearゲーミングパソコンを静かにさせたい、という依頼を引取にて承りました。動作させてみたところ、高性能ゲーミングパソコンとしては妥当と考えられる音量で、冷却性能は十分、動作にも特に異常は見当たりません。

お客様のご希望はこのパソコンを静かにさせたいという事です。ゲーミングパソコンは発熱が大きく、それを冷却するにはファンの風量を増やす必要があり、必然的にノイズが大きくなります。

さて、冷却性能を保ったままでファンのノイズを下げるためには、

ファンの回転数を下げる

に尽きます。静音ファンとして売られているファンは、すべて低回転数です。ただ、それでは風量が下がってしまうので、

ファンの口径を上げる

を併せて行います。つまり、大径のファンをゆっくりと回すことで、風量はそのままに、ノイズを下げることができます。

さらにノイズを下げようとすると、

さらに回転数を落とす

風量・風速がともに下がるので、ヒートシンクの表面積を上げる

を行います。

つまり、大きなヒートシンクに対して、大きなファンをゆっくりと風を送ることで、音量を下げるという事です。

また、実際には計測器で測るような「音量」よりも「音質」の方が気になる場合もあります。気になる音、そうでない音、いろいろありますが、おおよその場合、高い音は気になるので、その点でも大口径低回転のファンは有利です。

ケースファンを追加することも、トータルで見た場合にファンの回転数を落とせることで、静音に繋がる場合もあります。

今回はCPUファンの換装とケースファンの追加とを行いました。自作パソコン愛好家の間で評価の高いNOCTUAのCPUクーラーとARCTICのケースファンを用いました。十分な冷却性能を保ったまま、静音化を実現しています。


今回のアップグレードにかかった金額は

往復送料 3,300円

作業基本料 5,980円

CPUファン交換 4,000円

ケースファン取り付け 1,800円

NOCTUA NH-L9X65 7,480円

ARCTIC ACFAN00213A 980円

合計 23,540円

でした



パソコン修理事例

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