
Officeが突然使えなくなった?KB5002907適用後に発生するライセンス認証エラーの対処法
WordやExcelをいつものように起動したところ、「ライセンスのない製品」と表示されたり、Officeアプリが見当たらなくなったりして困ったことはありませんか?
2026年にMicrosoftが提供した更新プログラム「KB5002907: 古い Microsoft 365 Apps インストールに対するオプションの更新プログラム」について、一部の環境でOffice関連の不具合が発生することが確認されています。Microsoftは問題を調査しており、現在は更新プログラムの配信を一時停止しています。
今回は、KB5002907の概要や発生している症状、対処方法について解説します。
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KB5002907とは?
KB5002907は、90日以上更新されていないMicrosoft 365 Appsを再び更新できる状態にするために提供されたオプション更新プログラムです。対象となるのは、Current ChannelまたはMonthly Enterprise Channelを利用しているMicrosoft 365 Apps環境です。
この更新プログラムは、通常のWindows更新プログラムとは異なり、自動的にインストールされるものではありません。Windows Updateに表示されるオプション更新プログラムとして提供されていました。
しかし、更新プログラム適用後に一部の環境で予期しない問題が発生したため、Microsoftはロールアウト(一斉配信)を一時停止しています。
KB5002907で発生している問題
KB5002907は本来Microsoft 365 Apps向けの更新プログラムですが、MicrosoftはOffice 2016およびOffice 2019を実行している一部のデバイスで予期しない結果が発生したとの報告を調査しています。
Microsoftが案内している主な症状は次のとおりです。
「ライセンスのない製品」と表示される
Microsoftによると、一部の環境では購入済みのOffice製品が未認証の状態として認識される場合があります。
Officeを起動すると、
- ライセンスのない製品
- ライセンス認証が必要です
- サブスクリプションを確認してください
といったメッセージが表示されることがあります。
この場合は、Officeのライセンス認証を再度実施することで改善する可能性があります。
Officeの機能が利用できなくなることがある
ライセンス認証が正常に認識されない状態になると、一部機能の利用が制限されることがあります。
例えば、
- 編集機能が利用できない
- ファイルの保存が制限される
- ライセンス認証を求められる
といった症状が発生する可能性があります。
仕事や学校でOffice製品を利用している場合は、業務や学習に影響が及ぶ可能性があります。
Officeアプリが削除されたように見える場合がある
Microsoftによると、まれにOffice製品が削除された状態になるケースも確認されています。
以下のような症状が見られる場合は、この問題の影響を受けている可能性があります。
- スタートメニューからOfficeが見当たらない
- WordやExcelのショートカットが利用できない
- Officeアプリが検索結果に表示されない
- アンインストールされたように見える
この場合はOffice製品の再インストールが必要になることがあります。
現在は配信が一時停止されている
Microsoftはこれ以上影響を受けるデバイスが増えないよう、KB5002907の配信を一時停止しています。
そのため、新たに影響を受けるケースは減少すると考えられますが、すでに更新プログラムが適用されているパソコンでは問題が発生する可能性があります。
最近になってOfficeのライセンスエラーやアプリの消失が発生した場合は、KB5002907の影響を受けていないか確認してみるとよいでしょう。
自分でできる対処方法
Microsoftが案内している主な対処方法は「ライセンスの再認証」と「Officeの再インストール」です。
Officeのライセンス認証をやり直す
ライセンス関連のエラーが表示されている場合は、再認証で改善することがあります。
操作手順
- WordまたはExcelを開く
- 「ファイル」をクリック
- 「アカウント」を選択
- Microsoftアカウントでサインインする
- ライセンス認証を完了する
Officeを再インストールする
Officeアプリが削除された場合は、Microsoftアカウントにサインインして再インストールを行います。Microsoftもこの方法を案内しています。
再インストール後は正常に起動できるか確認しましょう。
Officeの更新状態を確認する
Officeが起動できる場合は、更新状態を確認しておくのもおすすめです。Microsoftは、対象となるMicrosoft 365 Appsが最新ビルドへ更新されることを目的としてKB5002907を提供していました。
操作手順
- WordまたはExcelを開く
- 「ファイル」をクリック
- 「アカウント」を開く
- 「更新オプション」を選択
- 「今すぐ更新」をクリック
こんな場合はパソコン修理店へ相談を
次のような場合は、ご自身での対応が難しい可能性があります。
- ライセンス認証が正常に完了しない
- Microsoftアカウントの情報が分からない
- Officeの再インストールができない
- Officeが何度も認証エラーを繰り返す
- 業務に必要なデータへアクセスできない
重要なデータが保存されているパソコンでは、無理に設定変更を行わず専門家へ相談することをおすすめします。
まとめ
KB5002907は、90日以上更新されていないMicrosoft 365 Appsを再び更新できる状態にするために提供されたオプション更新プログラムです。
しかし、一部環境では予期しない問題が発生し、Microsoftは現在この更新プログラムの配信を一時停止しています。
確認されている主な症状は次のとおりです。
- Officeが「ライセンスのない製品」と表示される
- ライセンス認証の再実行が必要になる
- Officeの機能が利用できなくなる場合がある
- まれにOfficeアプリが削除されたような状態になる
もしOfficeが突然利用できなくなった場合は、まずライセンス認証の再実行やOfficeの再インストールを試してみましょう。改善しない場合は、パソコン専門店へ相談することも検討してください。



