
Windows 11を更新したら画面の色がおかしい?KB5121003でHDR・ゲームの不具合が発生する場合の対処法
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2026年8月11日、Windows 11向けの月例アップデート「KB5121003」が配信されました。
この更新プログラムは、Windows 11 24H2・25H2を対象としたセキュリティ更新です。通常であれば、パソコンを安全に使うためにも適用しておきたい重要なアップデートです。
ところが、KB5121003をインストールした後から、画面の色がおかしくなったり、HDR表示が正常に動作しなくなったり、ゲームが突然クラッシュしたりするという報告が出ています。
特にゲームでは、「アップデートするまでは普通に遊べていたのに、突然ゲームが落ちるようになった」というケースが報告されています。Windows Latestも、8月16日時点で「ARC Raiders」や「The Finals」などでクラッシュが発生していると報じています。(Windows Latest)
この記事では、現時点で確認されている情報と、Windows Update後に画面やゲームがおかしくなった場合の確認方法を解説します。
この記事の情報は2026年8月17日時点のものです。
現在確認されている症状のすべてがMicrosoftによって「KB5121003の既知の不具合」として公式認定されているわけではありません。特にHDR表示についてはユーザーからの報告を中心に確認されています。
KB5121003とは?
KB5121003は、2026年8月11日に配信されたWindows 11の累積更新プログラムです。
対象となる主なWindows 11は、
- Windows 11 24H2
- Windows 11 25H2
です。
適用後のOSビルドは環境によって異なりますが、24H2では「26100.9168」、25H2では「26200.9168」とされています。(Reddit)
8月の月例更新にはセキュリティ修正だけでなく、Windowsの検索、エクスプローラー、Windows Helloなどに関する改善も含まれています。
つまり、「危険だから絶対に入れてはいけない更新」というものではありません。
むしろセキュリティ更新なので、問題が発生していないパソコンでは、むやみに更新を避け続けることもおすすめできません。
問題は、更新後に特定の症状が出ている場合です。
「アップデートしたら画面の色がおかしい」という報告
KB5121003の適用後、HDR環境で、
- 画面が白っぽくなった
- 色味が以前と違う
- HDR表示がおかしい
- SDRコンテンツの明るさがおかしい
- 色のキャリブレーションが正常に動作しない
といった症状を訴えるユーザーがいます。
8月13日には、Windows 11 25H2でKB5121003を適用したところHDRの動作がおかしくなったという報告があり、更新プログラムを元に戻すと改善したというケースも確認されています。8月17日にも、HDRを使用していないにもかかわらず画面が白っぽくなり、更新プログラムをアンインストールすると改善したという報告があります。(Reddit)
ただし、ここで注意したいのは、
「画面がおかしくなった=必ずKB5121003が原因」ではない
ということです。
グラフィックドライバー、モニター側の設定、HDR設定、GPUの切り替えなど、別の原因でも同じような症状が発生します。
そのため、まずは更新履歴を確認してみましょう。
Windows Update後に画面がおかしくなったら確認すること
1.KB5121003がインストールされているか確認
Windowsの、
設定 → Windows Update → 更新の履歴
を開きます。
「品質更新プログラム」などの項目を確認し、
KB5121003
が表示されているか確認してください。
「画面がおかしくなった日」と「KB5121003がインストールされた日」が近ければ、原因を切り分けるための重要な手掛かりになります。
2.HDRを一度オフにして症状を確認
HDR対応ディスプレイを使用している場合は、
設定 → システム → ディスプレイ → HDR
からHDRを一度オフにしてみます。
HDRをオフにすると画面表示が正常になるのであれば、WindowsのHDR処理やグラフィックドライバーなど、表示系統に原因がある可能性があります。
ただし、これだけでKB5121003が原因と断定することはできません。
3.グラフィックドライバーを確認する
画面表示の異常が発生した場合、Windows Updateだけでなく、
- NVIDIA
- AMD
- Intel
などのグラフィックドライバーも確認してください。
特に、
Windows Update → グラフィックドライバー → HDR → ゲーム
という複数の要素が絡むと、原因の特定が難しくなります。
「GPUが壊れた」と思ってグラフィックボードを交換する前に、ソフトウェア側の変更履歴を確認することが大切です。
ゲームが突然クラッシュするケースも
今回、修理店ブログとして特に注目したいのがゲームのクラッシュです。
8月16日付の報道では、KB5121003適用後に「ARC Raiders」や「The Finals」でクラッシュが発生しているとの報告が紹介されています。(Windows Latest)
実際にゲームユーザーからは、
- ゲーム中に突然終了する
- 試合中にクラッシュする
- ゲームだけでなくWindowsまで固まる
- PCが再起動する
- ブルースクリーンになる
- 「Hang detected」
- 「EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION」
- 「INVALID_KERNEL_HANDLE」
などの報告があります。(Reddit)
特に「The Finals」や「ARC Raiders」では、ゲーム側の開発元であるEmbarkから、最新のWindows Update(KB5121003)以降に発生しているクラッシュについて案内が出ているとされています。原因として、Windows Updateによって変更された「inpoutx64.sys」との関係が説明されています。(Reddit)
つまり今回の問題は、
「ゲームの動作がおかしいからゲームを再インストールすれば直る」
とは限りません。
Windows Updateとの組み合わせを確認することが重要です。
「ゲームだけ落ちる」ならパソコン故障とは限らない
ゲームが突然落ちると、
「グラフィックボードが壊れた?」
「メモリが故障した?」
「CPUが熱暴走している?」
と考えてしまう方も多いと思います。
もちろんハードウェア故障の可能性もあります。
しかし、
Windows Updateを境に突然クラッシュが始まった
のであれば、まずソフトウェア側の変更を確認する価値があります。
例えば、
更新前
普通にゲームができていた
↓
8月11日以降
Windows Updateがインストールされた
↓
その後
ゲームが頻繁にクラッシュする
という時系列であれば、Windows Updateを原因候補の一つとして考えます。
逆に、アップデート前からクラッシュしていたのであれば、GPU・メモリ・電源・温度・ドライバーなど別の原因を疑う必要があります。
Windows Updateをアンインストールすれば直る?
今回のように、
「Windows Updateをインストールした直後から明らかに症状が発生した」
という場合、更新プログラムをアンインストールして原因を切り分ける方法があります。
Windowsでは、
設定 → Windows Update → 更新の履歴 → 更新プログラムをアンインストール
から、最近インストールされた更新プログラムを確認できます。
KB5121003が表示されている場合は、アンインストールの候補になります。
実際に、HDR表示の異常やゲームクラッシュについて、KB5121003を元に戻すことで症状が改善したというユーザー報告があります。(Reddit)
ただし、更新プログラムのアンインストールは万能な解決方法ではありません。
また、セキュリティ更新を外すことになるため、問題が解消された後は、Microsoftや各ソフトウェアメーカーから新しい修正版が出ていないか確認することが重要です。
こんな場合は、すぐにアンインストールせず相談を
次のような症状がある場合は、自己判断でいろいろな設定を変更する前に、パソコン修理店などへ相談することをおすすめします。
- Windows自体が起動しない
- ブルースクリーンが頻発する
- BIOS画面でも表示がおかしい
- ゲーム以外のアプリも頻繁に落ちる
- PCが突然再起動する
- 画面が真っ暗になる
- 複数のモニターで同じ症状が出る
- Windows Updateを戻しても改善しない
- グラフィックドライバーを入れ直しても改善しない
- 仕事で使用しているPCなので試行錯誤する時間がない
特にBIOS画面から表示がおかしい場合は、Windows Updateだけが原因とは考えにくくなります。
液晶パネル、GPU、マザーボード、映像ケーブルなど、ハードウェア側も含めて確認する必要があります。
「アップデートしたらおかしくなった」ときに大切なのは時系列
パソコンのトラブルでは、
「何が起きたか」だけでなく、「いつから起きたか」
が非常に重要です。
例えば、
8月10日までは正常
↓
8月11日にWindows Update
↓
8月12日からゲームがクラッシュ
↓
8月13日から画面の色もおかしい
という状態なら、8月11日の更新を重要な調査対象として考えられます。
一方で、
1か月前からゲームがクラッシュしていた
↓
8月11日にWindows Update
↓
その後もクラッシュ
という場合は、今回のアップデートだけを原因と考えるのは危険です。
まとめ:Windows 11更新後に画面やゲームがおかしくなったら
2026年8月11日に配信されたWindows 11向け更新プログラム「KB5121003」について、8月17日現在、HDR表示の異常やゲームクラッシュなどを訴えるユーザー報告が確認されています。
特に、
- Windows Update後に画面の色がおかしくなった
- HDRが正常に動かない
- ゲームが突然クラッシュする
- 「Hang detected」などのエラーが出る
- ゲーム中にPCごと固まる
- Windows Update前は正常だった
という場合は、まずWindows Updateの履歴を確認してみましょう。
ただし、現時点ですべての症状がKB5121003によるものと確定しているわけではありません。
「Windows Updateが原因だろう」と決めつけてしまうのも、「GPUが壊れた」と決めつけてしまうのも早い段階です。
Windows Update、グラフィックドライバー、HDR、ゲーム側のアップデート、GPUやメモリなどを順番に切り分けることが大切です。
もし、
「Windows Updateをしたら急にパソコンがおかしくなった」
という場合は、無理に設定を変更したり、ドライバーを何度も入れ直したりする前に、まず現在の症状と更新履歴を確認してください。
原因が分からないまま作業を続けると、別の問題を増やしてしまうこともあります。
パソコン修理店では、Windows Updateの影響なのか、ドライバーなのか、それともパソコン本体の故障なのかを切り分けることができます。
「アップデートしただけなのに、昨日まで普通だったパソコンがおかしくなった」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
参考情報・情報源
※2026年8月17日時点の情報です。Windows Updateの不具合は修正版の配信などによって状況が変わる場合があります。公開時にはMicrosoftおよび各ゲームメーカーの最新情報を再確認してください。


